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第1回東京都認知症医療センター認知症ケア研修会

3月15日夜、梅田地域学習センターにて、上記研修会が開催されました。

東京大学名誉教授の松下正明先生による講演でした。

認知症に関わる知識の重要性、医療、介護職に期待される任務、ユマニチュードにも触れられました。
今、世界で、日本で認められるエイジズム;Ageism 高齢者偏見・差別についても説明されました。

心に残ったことは
正常加齢とアルツハイマー型認知症との区別は、老化性脳病変の量的差異による。
アルツハイマー型認知症は独立した単一の病気ではなく、加齢に伴って現れる異常状態である。

認知症の人の声や心を聴くことの大事さ、その行動などに対してなぜ?という気持ちをもつ

ユマニチュードの基本は、ケアの対象となる認知症の人に、
「あなたは私にとっても大切な存在である」というメッセージを相手が理解できる形で伝える技術である。
目をみる、触る・抱く、話しかける、立たせることが基本。

BPSD;行動心理症状は、周辺症状ではなく、むしろ認知症に対する心因反応と捉えたほうがよい
その人の個性や生活体験が表出される

Ageism 高齢であるという理由で人をステレオタイプ化し、差別することを言う

などでした。85歳以上の高齢者の混合型も合わせて9割近くがアルツハイマー型認知症であり、その病態が正常脳の老化現象からのものであり、病気ではないという考え方が、印象に残りました。
ケアを提供するにあたり、大事な視点をいただきました。

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ご報告拝見しました。アルツハイマー型認知症について新しい知識でした。ありがとうございます。3回ほど母を認知症に持つ関口監督の話や映画を観た事があります。話の中で訳のわからない動作、危ないのに火を使おうとしている、ダメだと言ったのにと。だけどよく見るとポットの線が抜けていてお茶をのみたいのに飲めない。だから元栓を切ってあるコンロを何回も押し続けている。うまく言葉に出して表現出来ないけど認知症の行動にも何らかの意味が存在すると。とてもいろんな事を教わりました。関口監督はいろんな事を考え、社会に発信しながらも認知症の母との暮らしを楽しんでいたように思います。つらい・苦しいとだけ思わず視点を変えるのも重要じゃないかな。これから超高齢化社会を迎え、地域社会活動も含め、学ばなきゃいけない事はいっぱいありますね。

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今日は 柳原の斎藤です 初めて福嶋先生のブログから穂積さんの記事を拝見しました。 ご活躍の様子が分かり嬉しく思います。

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