健康スポーツ医学研修会

10月14日土曜日午後、東京都医師会館で開催された
上記研修会に参加してきました

オリンピックとスポーツ医・科学、について
川原貴先生より講義がありました。

オリンピックで金メダルをとるために、
各国がセンター等建設し、取り組んでいることなどが話されました。
日本の取り組みは残念ながらやや遅れているようですが、
オリンピック現地サポート拠点をつくり、
情報戦略・医・科学サポートの「ワンストップショップ」としての
マルチサポート・ハウスを持つようにしていることなどが話されました。


その後に、
“地域職域のスポーツ現場における救命救急処置”として、
武田聡先生より講義と実習がありました。

突然死を減らすために行われている取り組みについて話され、
学校では95%が目撃者がいること、
日本で心肺停止が目撃されて、1ヵ月後の社会復帰率は7%台(2011年時点)であること、
アメリカのシアトルでは30%であること、
東京マラソンでは8人倒れたが8人とも大丈夫であったこと、

一般市民が目撃した心原性心肺機能停止のうち、
一般市民が心肺蘇生等実施の有無別の生存率(平成26年)では、
1ヵ月後の生存率;CPR実施で15.4%、+AED実施で50.4%、CPR実施なければ8.4%。
1ヵ月後の社会復帰率;CPR実施で10.8%、+AEDで43.3%、CPR実施なければ4.3%であること。


AED使用までに1分経つと10%、5分経つと50%救命率が低下すること、
CPRで胸骨圧迫開始後すぐ、収縮期血圧は上昇するが、
拡張期血圧上昇には時間がかかり中断なく圧迫を継続する必要性があること、

救命するためには拡張期血圧=冠潅流圧を高く保つ質の高いCPRを続けること、
胸骨圧迫スピードは100-120/分、
圧迫の深さは約5cm(45.6mmが一番いいらしい)、
圧迫後完全に解除する、
過換気を避ける(胸腔内圧上昇し、静脈潅流が減少してしまうため)。

窒息の場合は吸引等も検討してよいが、どちらか分からないときはCPR開始。
胸部持ち上がりが悪いときに窒息も考える。

CPRを行う中で、拡張期圧が上昇し、VFの心拍電位がアップ、
はじめは効かなかった除細動が効きやすくなること、


1回目はCPRのみで+AED、
2回目はCPR+アドレナリン投与で+AED、
3回目はCPR+アミオダロン投与で+AED をACLSでは提案していること。
マラソンはゴール付近で心肺停止が起きやすいことが話されました。

実習では足立区医師会でお世話になっている先生方含めた8名ほどでチームを組み、
CPR、AED、バックマスクを使用した研修を行いました

近医の非常にお世話になっている先生に初めてお会いし、ご挨拶させていただき、
退院後の患者様の様子をお聞きすることができ、
予想外の出会いをいただいた研修会となりました

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