FC2ブログ

足立区医師会 産業医研修会 その①

6月10日に上記研修会が開催されました。
とても勉強になりました

「ストレスチェック制度の導入を振り返る~諸活動と今後の展望~」岩崎明夫先生
当初の課題としては、
国内3万人を超えていた自殺者数、
100万人時代となっている気分障害患者数、
精神行動の障害の労働災害件数が右肩上がり傾向と高止まりが継続していることであった。

職場でのストレス要因に職場外のストレス要因、個人要因、緩衝要因が合わさってストレス反応を起こし、ストレス関連疾患を発症すると考えられる。
緩衝要因には上司や同僚の支援、家族友人の支援等があり、気づく、声をかけるなどのサポートネットワーク、積極的傾聴、業務等の相談などの早期対応といった緩衝要因の強化が大切である。
基本に立ち返り、4つのケア(セルフケア、ラインケア、スタッフによるケア、外部機関によるケア)を事業場に合わせて構築していくことが大切。

過重労働対策とストレスチェック
面接指導をどう進めるか
・面接指導を希望した人には理由がある
・面接指導では疾病性や事例性(仕事への影響、上司に相談していますか?)への注目は必要
・セルフケアとしての睡眠の指導は必須;労働時間は睡眠時間で調整される。
・面接指導では出口が大切である;症状が出たら心療内科等へ受診するよう提案しておく等
・過重労働や職場の対人関係等にも着目する

労働者の理解は実施率に反映する
制度の信頼性は職場への信頼性である

個人情報を適切に取り扱いつつ、事業者は安全配慮をすべき時代が到来しつつある
欧州やカナダではリスクアセスメントとしてストレスを職場のハザードとして評価している 個人は評価せず、集団分析的な職場自体を評価する
ポジティブメンタルヘルスとしてのワークエンゲージメント(熱意、没頭、活力)などが入っていない;これからの課題
新・職業性ストレス簡易調査票80項目版では、ストレスとエンゲージメントがわかる

ストレスチェックの意味を含め、今後の課題を考えることのできる内容でした。

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
プロフィール

柳原病院Dr 福島智恵美

Author:柳原病院Dr 福島智恵美


足立区にある柳原病院のDr 福島智恵美 のブログです。

FC2カウンター
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR