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足立区医師会 産業医研修会

1月20日夜に上記学習会がありました。

「職場における喫煙の問題と禁煙治療及び保健指導」
西新井病院 矢川裕一先生より講演があり、
その後、ワークショップ形式で「職場における、禁煙による肥満の予防指導及びアドバイス」について話し合いました。

講演では、喫煙に対する問題意識の変化から、喫煙者の健康被害から受動喫煙について注目が集まってきていること、受動喫煙では副流煙の問題が大きく、主流煙はフィルターを通ることから有害物質が取り除かれるが、副流煙はタール3.4倍、ニコチン2.8倍、アンモニア46.0倍、一酸化炭素4.7倍となっている。

・タバコによる健康被害の問題
・喫煙状況と死亡率との関係;死亡した男性の5人に1人は、たばこを吸わなければ防げた死亡で、喫煙者の死亡率は非喫煙者の比べて男性1.6倍、女性1.9倍

・たくさん吸えば吸うほど死亡率は高くなる
・喫煙率が下がっているのに肺がんが増えているのは、喫煙率のピークの30年後に死亡のピークがくるから
・軽いタバコにしても心筋梗塞になる危険性はほとんど同じ
・軽いタバコに変えると血液中の一酸化炭素は逆に増える
・軽いタバコでもニコチン吸収量はほとんど同じ、空気孔が多い
・受動喫煙による日本人の肺がんリスク約1.3倍

・国にとってはタバコの税金は2-3兆円

・公共の場所すべてを法律で屋内全面禁煙にしている国、49カ国
・受動喫煙防止法実施前後での入院リスク低下
・受動喫煙防止法は死亡率を低下させる 食道癌-13 虚血性心疾患-26 脳血管疾患-32 COPD-38

・喫煙者の労働災害リスクは非喫煙者の約1.6倍;ニコチン濃度低下=集中力低下、一酸化炭素による酸素不足、睡眠障害による眠気
・喫煙しても脳機能低下 成績低下、事務職では仕事効率低下

・職場の受動喫煙が原因で引き起こされた肺がんと虚血性心疾患によって、1年間に男性1814人、女性1811人の合計3625人もの人が命を落としている。家庭での受動喫煙を含めた死亡数は6803人と推計される
・屋外で一人の喫煙者がタバコを吸った時の発がん物質や粉じんの濃度を測定したところ、非喫煙者の健康を守るには最低7m(急性健康障害距離4m)、風向きによってはその何倍かの距離を確保することが必要であった。喫煙所を2人以上で使用するなら、最低でもテニスコート2倍の面積を非喫煙者立ち入り禁止にする必要がある。
・残留タバコ;サードハンド・スモーク 衣類などに着いた残留物から有害物質を吸入すること。休憩時間に喫煙が容認されている場合でも、歯磨き、洗面、手洗いを義務付けること。

・喫煙は、血圧、糖代謝、脂質代謝のすべてに悪影響を及ぼす。メタボリックシンドロームの合併を増加させる。受動喫煙により、周囲の非喫煙者もメタボリックシンドロームの合併率を上昇させる。
・メタボでかつ喫煙している人は、脳梗塞や虚血性心疾患のリスクが著しく高くなり、スーパーハイリスク群と考えられる。
・喫煙は他の要因(肥満度、身体活動、飲酒など)の影響を取り除いても糖尿病発症リスクを1.4倍上昇させる

など、盛りだくさんの内容でした

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No title

お知らせありがとうございます。
夫が喫煙者ですが、屋外でタバコを吸った時・喫煙所で吸った時など受動喫煙者への影響が意外と広いのに驚きました。
また身内で糖尿病で喫煙している人もいます。
こういうふうに読んでみると新たな知識や忘れていた記憶が蘇り、新鮮な気持ちになります。
身内への指導・管理生かしたいと思います。
また学習会・報告会など情報いただけたら嬉しいです。
そういえばあちこち梅の花が咲いています。ブラブラ散歩もいいですね。

ご連絡ありがとうございます

いつも、ブログをお読み下さりありがとうございます。わたしも、近くの公園で梅をみました!
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