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第8回日本プライマリ・ケア連合学会関東甲信越ブロック地方会

11月17日に、つくば国際会議場で上記地方会があり参加しました

朝一番は指導医養成講習会でした。

「省察的実践家としての成長を促す『振り返り』の指導」として、振り返りシートを記載してみました。

このシートは柳原病院に訪問診療等の研修にみえた方に
書いていただいているデイリーログとほぼ同じ内容でした。

3人1組となりロールプレイを行い、
研修医役、指導医役、観察者と順番に取り組みました。

ご家族が疲れたときにどうするかをご本人に聞いておく、
一方向性ではなく、双方向性の気づきの時間をつくる、
言語化やともに深める話ができるか、
病状説明を持ち、そのフィードバックを得る方法としてコワーカーの意見を聞いてみる、など
今後の実践、臨床能力向上のための方策がいくつかみえました

お昼に会議があり、午後はミニレクチャーに参加しました。

ミニレクチャーでは、
1、病院総合診療医の生涯教育の具体的な方法
臨床、研究、教育、コミュニケーション・スキルなどのコア・モジュールについて、
この学年でこれができる、という明確化、わかりやすさが大切であること。

2、医療専門職のためのディブリーフィング講座
学習者の考え方であるフレームを行動と結果から探し出し、行動を決定する思考過程に作用する教育技法

結果から行動を振り返るのがフィードバック、
結果から考え方にアプローチするのがディブリーフィング。

相手の考えているフレームを理解する。

イントロダクション;15分 心理的安全、ほめてスタート 〇〇について何分話す、と明示する
Reaction phase fellings 感想をきく 学習者が感じたことを述べる facts シナリオの真実を述べる ネタバラシ
Understanding phase PAAIL
Preview 〇〇について、具体的に
Advocacy1 I saw・・
Advocacy2 I think・・ 指導医の考えを述べる
Inquiry I wonder
Listen 学習者の決定に何が影響したのか

Generalizing 学んだことを今後、どう活かすか

discuss&teach 発見したことをプレビュー フレーム、行動、問題点について検討 指導医の経験、考え方


3、指導医のいない中のEBMの落とし穴
医療者の臨床経験も踏まえて、EBMの5stepについて;疑問の定式化、情報検索、批判的吟味、患者さんへの適応、振り返りについて。

4、「大切なひと」を大切にするコミュニケーション論
being 不完全でも自分を知る、そのまま認める

doing ストレングスファインダー 特異なこと、夢中になれることは何か、弱みより強みに重きを置く
愛の言葉
 肯定的な言葉
 クオリティタイム ともに時間を過ごす、自分に注意を向けて過ごす
 プレゼント ここにいない人のためにプレゼントを選ぶ
 サービス 家事、実際の行為で喜ぶ
 スキンシップ

NVC;Nonviolent communication 非暴力コミュニケーション、共感コミュニケーション
Observation 観察 feeling 感情 Needs ニーズ Requests リクエスト 肯定的言葉で
Needs 自分のニーズは?
feeling なぜ こう感じるのか
needsに合えば 幸せで楽しい
needsに合わなければ 怒り、悲しみが生じる

自分自身の生き方、仕事の仕方含めて振り返りの持てた1日となりました
早速教えていただいた参考文献をいくつか読ませていただきました

協議会保健師現任研修

報告が遅くなりました!!

11月21日に保健師さんたちに「ACPについて学ぶ」というテーマで
もしバナカードゲームを行った後、お話しました。

当日カードゲームのファシリテーターとして活躍していただくために、
11月11日に一度、スタッフでもしバナカードを使ってゲームを行い、当日に備えました。

当日は20名弱の参加者と一緒に学びました。

もしバナゲームはグループごとに盛り上がり、振り返りも十分時間がとれました。
振り返りも、グループで行うものと、自分自身で行うものと両方の面から取り組んでもらいました。

自分自身の振り返りは、城東地域あんしん拡大推進会議で使った、住民の方向けに作成した用紙に書き込んでもらいました。このレイアウト、実は地域包括におられた保健師さんが作ってくれていたのです。(当日、お会いできました

そのあと、ACPについてお話しました。

保健師さんたちの職場も、健診センター、地域包括支援センター、病棟と様々であったため、どういったお話をするかぎりぎりまで考えました。ACPが大切といわれるようになった経過、意思決定支援についてお話しました。

ちょっと肩がこる内容だったなあと反省もありますが、風邪気味で聞こえにくい話を熱心に聞いて下って、ありがたかったです。

そのあと、交流会が予定されていたのですが、福島自身は体調不良のため(咳が続いていたので)欠席しました。残念です

今回の話を振り返って、事実ばかりでは真剣勝負のように話す方も、聞く方も肩が凝ってしまうため、もう少しあたたかい内容にできればいいなあと考えています。

医学生実習受け入れ

12月17日火曜日午前に
獨協医大医学部4年生の医学生さんが訪問診療研修にみえました。
2年生のときにも来て下さり、2回目の研修でした。

感想をお聞きしました。

・病棟では感染の視点から早期抜去が進められている尿管も、本人・家族の生活の質の向上を優先させるためにあえて留置するという選択があることが新鮮だった
・浮腫の見方や、手技の指導の過程においてお話を伺うことができた

対話をつなげていくことを、学びたい

・前回は臨床科目を学ぶ前だったので、疾患のイメージがつかない方も多かったが、今回は知識とつなげていくことができた
・病気を治すことを優先させた学習をしてきたので、住み慣れた自宅でその人らしく生活していくために必要な援助は何かという視点を思い出すことができた

・在宅診療に必要な技術を身につけられるように訓練していきたい
・目の前の患者さんが自宅で生活していくために最善の選択ができるよう、どのような支援があればよいか、多くの選択肢を提示できるように、自分自身の引き出しを増やしていきたい
・患者さんの思いを引き出していけるようなコミュニケーション能力も磨いていきたい

たくさんのことを吸収されたようでした。
1月からの実習で更に多くの方々と出会い、学んでいかれることでしょう。

将来は秋田で働くことになるとのことでしたが、
どこの地域医療でも大切な視点を持ち続けて
学びを進めていかれればと
思います。

今回ご協力くださった患者さん、ご家族、スタッフの皆様、ありがとうございました!
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柳原病院Dr 福島智恵美

Author:柳原病院Dr 福島智恵美


足立区にある柳原病院のDr 福島智恵美 のブログです。

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