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新著『ケアの社会学』を手がかりに 上野千鶴子とケアの社会科学をきわめる

1月16日夕方、東京大学で東大社研GCOE、東大READ共催の講演会が開催されました。私は柳千医局会議ではなく、こちらの講演会に参加してきました。多くの方が参加されており、小川泰子さん(いきいき福祉会専務理事)、松井彰彦さん(東大経済学研究科教授)の発表の後、上野千鶴子さんの講演がありました。小川さんのお話では自己肯定感の話もあり、以前自己効力感について勉強したことがあるため、なつかしい響きを感じました。小中学校での長期欠席者数増加についても論じられていました。松井さんのお話では、「ふつう」とは、社会の中で決まる、満たすべきニーズとは誰のニーズか、客観とは誰の客観か、押しつけの福祉になっていないか、なども触れられました。上野さんの講演では、「あなたの後継者はいますか?」とワーカーズ・コレクティブに問うておられましたが、すでに種まきが行われており、横に広がっている、後継者はいる、という視点について話されました。「生協らしい福祉って何ですか?」とも問うておられ、小川さんは「生き方、死に方に正直であれ。私らしく生きる、暮らす、死ぬこと」と話されていました。また「かしこい消費者」であるには、認知症のある方の場合はどうなるのか、という質問に対して上野さんは「言語的ではないメッセージを、受け取る側がどう読み取るかの問題がある」と話されました。司会の大沢さんからは「日本の福祉の負担はノルウェー並みであること、公的レベルが低いので私的レベルで高くなっていること、国民負担率というと重く感じるので“国民連帯率”と呼びかえてみてはどうか」と発言がありました。医療人として受けてのキャパシティについて考えさせられました。自分自身の人生についても考えることができ、もっといろいろと聞いて、話して、考えていきたいと思いました。

第32回 NST学習会

1月25日水曜日、上記学習会が開催されました。検査課より「preアルブミンについて」話がなされました。プレアルブミンはrapid turnover proteinの1つであり、肝臓で合成され半減期が1.9日と短いため、アルブミンよりも鋭敏に栄養状態を反映します。柳原病院の栄養スクリーニングシートでは主観的評価、客観的評価を行い、該当患者さんの栄養状態を把握するよう努めていますが、客観的評価は総蛋白とアルブミンを使用しています。今後は、プレアルブミンを更に有効活用できるように検討していければ、と考えています。
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柳原病院Dr 福島智恵美

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足立区にある柳原病院のDr 福島智恵美 のブログです。

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